乾燥や外部刺激から肌を守るために欠かすことのできないセラミド。それゆえにただセラミドをたっぷりとつけていればOK!という解釈をしてしまいがちですが、セラミドの効果を高めるためにはセラミドの補給率ばかりにこだわるのではなく、そのバランスにも目を向けていかなければなりません。
というのも、角質層は水分補給を行うNMFと水分が外部に蒸発するのを防ぐ細胞間脂質との働きによってうまくコントコールされています。この双方の働きに偏りをなくすためにはバランスのとれたスキンケアを行うことが求められるということなんです。
では具体的にどういったスキンケアをすればいいのか、以下に解説していきたいと思います。
角質層とは肌内部を守るためのブロック塀のようなもの。角質層が問題なく機能していればブロック塀が崩れることはりませんが、隙間ができたりバランスが崩れしてしまうとブロック塀に亀裂が走り一気に崩壊の一途を辿ることになります。
このブロック塀の強度を左右するのが細胞間脂質や水分といった成分です。
細胞間脂質や水分はブロック塀の隙間をなくすための機能を果たしており、このバランスがうまく調和されることによって外部刺激からも微動だにしないブロック塀を作ることができます。
例えば、水分が多すぎる場合だとブロック塀に水が染み込んで塀をぼろぼろにしてしまいます。
逆に細胞間脂質が多すぎるとブロック塀が固まりすぎてうまく癒着しません。
つまり、このふたつのバランスをうまく保つためには水分量の高いセラミドばかりの補充では効果がなく、セラミドとプラスして「水分・保湿・油分」の三拍子が必要となるのです。
スキンケアは「化粧水・乳液・クリーム」の三段階で流れで行うことが基本とされていますが、まさにその通りで、化粧水は水分を補給するために行うもの。乳液は保湿、そしてクリームは油分なんですね。
特にクレンジングや洗顔の後は肌が乾燥している状態なので水分をしっかりと補うためにまずは化粧水からつけるのが鉄則です。
その水分を蒸発させないために乳液を塗って外側から水分を閉じ込めます。
そして仕上げにセラミド配合のクリームを肌になじませれば保湿と油分の両方をプラスすることができるので、全体のバランスをうまく保ちつつスキンケアをすることができるというわけです。
乾燥肌やニキビを防ぐためにはどうしても水分の補充を行わなければいけないというイメージが先行してしまいがちですが、内側からのバリア機能を高めるためには保湿や油分も加えて全体の機能を底上げする必要があります。
水分量だけを高めても結果的にはバリア機能のバランスが崩れて損なわれることになりますので、スキンケアを行う際にはぜひ「水分・保湿・油分」のつ3のバランスに注目していただければと思います。
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