セラミドは髪にもうるおいを与えるって本当?

セラミドは髪にも効果的?

肌のうるおい保持に欠かすことのできないセラミド。セラミドと言えば肌のバリア機能を高めたり、保湿を底上げする目的で使用されるイメージが強いですが、実はこのセラミドが髪のうるおいにも一役買っていることをご存知でしょうか?
髪というのは肌のツヤやキメ細やかさの次に見た目を左右する大事なポイントですよね。
髪が痛んでバサバサになっていたり枝毛を放置しっぱなしの状態だと、どれだけ肌をしっかりお手入れしていても老けた印象を与えてしまうもの。うるおいがあって艶やかな髪を維持していれば顔周りもパッと華やかに映るものです。
そんな女性の美に直結する髪のうるおいですが、最近になって髪のうるおい維持に欠かせないキューティクルとセラミドが意外な形で繋がりを持っていることが明らかとなってきています。
そこで今回は髪の構造と髪をサラサラに導くセラミドとキューティクルの関係性について解説していきたいと思います。

 

髪の構造について

髪の毛は主に3つの働きによって構成されています。
髪の中心部にある層を「メデュラ」と言い、その外側に位置する層を「コルテックス」、そして髪の一番外側に位置する層を「キューティクル」と言います。
キューティクルに関しては美容院やケア用品に関する説明などで一度は聞いたことがある人もいるかもしれませんが、キューティクルの主な役割は髪の内側にある成分を保護して髪を健康的な状態に保つことにあります。
キューティクルが剥がれ落ちると内部のコルテックスが完全に露出した状態となるため、外部からのダメージをまとめに受ける格好となります。
これが俗に言うダメージヘアの状態です。
ダメージを防ぐためにはキューティクルを失わないように日頃から髪のお手入れを意識したり、ヘアカラーやブリーチなどを繰り返してキューティクルを欠落させてしまわないように努めることが重要です。
続いてキューティクルの内側にあるコルテックスという層についてですが、コルテックスは「繊維状の細胞+水分+メラニン」の3構成によって成り立っています。
日本人の髪色は基本的に黒がベースとなっていますが、コルテックスの中にあるメラニンの量によって髪色が決定されるため、黒ベースの茶系や黒ベースの緑系など、人によって髪の色が少しずつ異なっています。
さて、最後に髪の一番中心部に位置するメデュラと呼ばれる層ですが、実はメデュラに関してはまだどういった仕組みを持っているのか詳しく解明されていない点が多く存在しています。
髪の保湿機能を高める役割を持っていることは現段階では明らかとなっているのですが、それ以上に詳しいことはまだまだ解明されていないのが現状です。
また、メデュラはすべての人に等しく存在する層ではなく、メデュラそのものが非常に小さい人もいればメデュラがない人もいます。

 

髪のうるおい保持に一番大切なのはキューティクル

髪の基本的な構造については前項でお伝えしたとおりですが、髪のうるおいにとってもっとも重要な層は一番外側に位置するキューティクルです。
キューティクルが剥がれてしまうと中に閉じ込められている成分はもちろん、コルテックスにも深刻なダメージを与えてしまいます。
コルテックスには大量の水分が含まれており、この水分量に応じて髪の柔らかさやボリュームが決定します。
つまり、コルテックスにダメージを与えることは水分量の減少にも繋がるということなんですね。
なので、コルテックスを保護するキューティクルを失うと髪の毛の健康状態も危ういという構図になるわけです。

 

セラミドは強いキューティクルを形成する働きがある

冒頭でもお伝えしたとおり、セラミドは肌だけではなく髪にもうるおいを与える効果があります。
しかし髪の場合はセラミドが直接的にうるおいを届けるのではなく、キューティクルに作用して髪と髪の繋ぎ目を補修する、痛みを防ぐといった効果があります。
キューティクルの働きが強くなれば外部刺激からもしっかりと内側を保護できますし、髪の毛にうるおいと弾力が蘇ります。
逆にセラミドが不足しているとハリがなくまとまりのない髪になってしまいます。
セラミドは肌のケアだけではなく髪のケアにも必要不可欠な成分なのです。

 

正しい髪のお手入れ方法とは

セラミドは年齢と共に減少していきます。そのため、髪にも積極的にセラミドを取り入れていく必要があります。
セラミド配合のコンディショナーやトリートメントを活用するのもいいですが、髪のお手入れ時にも注意が必要です。
例えば、髪を力いっぱいゴシゴシ洗う、洗浄力の強いシャンプーを使用する、ドライヤーを長時間にわたって至近距離であてる、これらは髪に深刻なダメージを与える原因となります。
どれほど外側からセラミドを取り入れたとしても根本的にセラミドを洗い流してしまうケアを続けると髪の傷みを食い止めることはできませんのでご注意いただければと思います。


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