セラミドは肌内部にある細胞と細胞のすき間を埋めてバリア機能を高めるという働きがあるため肌年齢をキープするためには欠かせない成分となっています。しかし体内で生成されるセラミドは加齢とともに少しずつ減少を重ねていき、これが原因となって乾燥肌や老化に繋がっていくこともあるので肌のうるおいを保持するためにはやはり体内で生成されるセラミドだけに頼るのではなく外部からも積極的に取り入れることが求められます。
肌にあるセラミドはだいたい20歳を過ぎた辺りから少しずつ減少して40歳になると約半分の量まで減少してしまいます。
また70歳前後になると約30%のセラミドしか生成されなくなってしまうため、バリア機能やうるおいなどを含めてバランスが崩れていくことが懸念されます。
では加齢とともに減少していくセラミドを少しでも蓄積するためにはどうすればいいのでしょうか。
今回はセラミドを減らさないようにするための生活習慣についてご紹介します。
加齢とともに減少していくセラミドを少しでも残しておくためにはあるポイントに注意する必要があります。
まず一つ目は洗顔方法です。
急いでいる時や脂分が気になる場合、どうしてもゴシゴシと擦るような洗顔方法で顔を洗ってしまいがちですが、こうした擦る行為というのはそもそも角質層を傷つけてセラミドを洗い流してしまう原因にもなります。
洗顔によって流されてしまったセラミドは就寝時などに修復を行って再生されるようになりますが、それでもやはりセラミドの絶対数が少なければ肌の再生力も弱まってしまいますから、洗顔時はぬるま湯で優しく洗い流すようにするのがベストです。
特に寒い時期は熱めのお湯にゆっくり浸かりたい気持ちになるものですが、高温のお湯に長く浸かり過ぎると角質層をふやかしてしまうので、できることなら39℃くらいのぬるま湯に浸かることをおすすめします。
また長時間シャワーを浴び続けたり湯船に浸かるのも角質層にとっていいことではないので、20分程度を目安に入浴するようにしましょう。
入浴後はすぐに水分をタオルでふき取って気になる部分を保湿するようにすると乾燥肌にもなりにくいです。
睡眠中はセラミドが一番生産される時間帯であるのと同時にターンオーバーが繰り返されるタイミングでもあるので、深い睡眠をとれるように就寝前はリラックスした状態に整えておくようにしましょう。
就寝する2時間くらい前は基本的に食事は避ける、睡眠前は体温が下がるように水分を適度に含んだりする、また就寝の1時間前に入浴を済ませておくと熟睡できる効果があるのでおすすめです。
食生活は人間の身体を作る源ですから、毎日食べる物には気を使う必要があります。
忙しいとついつい外食したり惣菜に頼ったり、インスタントばかりに偏りがちですが、栄養バランスが偏ってしまうと当然のことながら体内に存在する成分も上手く生産されなくなります。
セラミドは人間の体内に元々存在する成分ですが、やはりセラミドが多く生産されるように食べ物も選ぶようにするなどの工夫は必要となってきます。
例えば生芋こんにゃく、小麦、大豆、牛乳、たまねぎ、トマト、にんじん、白菜など、セラミドを多く含む食材を中心にバランスよく摂取することで減少していくセラミドを補うことができます。
また角質層の天敵とも言える紫外線はしっかりとブロックするようにして角質層に刺激を与えないようにしておくのもポイント。
適度な運動で血行を促進するとさらにセラミドの生産をパワーアップさせてくれますから、食生活だけではなく運動や代謝なども適度に気を付けておくようにすると健康的で若々しい肌を保つことに繋がるでしょう。
肌のうるおい保持に欠かせない美容成分といえばコラーゲンやヒアルロン酸などが挙げられますが、このどれもが年齢を重ねるごとに体内から減少してしまうことは周知の事実です。
もっと詳しく体内から減少していくセラミドを補う方法は主に2種類あります。
まずひとつはセラミドを飲むという方法。そしてもうひとつは塗るという方法です。
思春期に女性を悩ませるニキビは一定の時期を過ぎると落ち着きを見せるようになりますが、大人になってから増えるニキビの場合はストレスや生活習慣が影響してホルモンバランスを乱していることが大きな理由となっています。
もっと詳しく古来より言い伝えのある、お酒を造る「杜氏」の美肌伝説は有名です。 年齢に負けない美肌は、「天然ヒト型セラミド」が理由だった!