ここでは、セラミドの種類について説明しています。
セラミドには、非ヒト型セラミドとヒト型セラミドの大きく2つの種類があります。
さらに、
非ヒト型セラミドには動物セラミドと植物セラミドの2種類が、
ヒト型セラミドには天然型ヒト型(合成セラミド)と天然ヒト型セラミド(ジェヌイン特許)の2種類があります。
全体としては4つの種類があります。
それぞれ、詳しく説明します。
保湿剤に成分として使われる動物由来のセラミドで、馬油(ウマスフィンゴ脂質)が代表的なものです。「本来の姿のままのセラミドだから、効果があるだろう」とい言われていますが、実際には人の角質層には無い成分のため、効果は疑わしいです。安全性も問題で、実際牛由来は中止されています。原価も高いです。
コーン、コメ、こんにゃくなどを由来とし、グルコシルセラミドが主成分です。グルコシルセラミドは、セラミドの類似細胞間脂質でグリコース(ブドウ糖)にセラミドが結合したスフィンゴ糖脂質の一種です。保湿性や美白性が謳われますが、動物由来と同様、人の角質層には無い成分のため、効果は疑わしいです。
植物セラミドから糖を切り離して化学合成したセラミドです。もともとヒトの肌のセラミドは342種類で膜構造(分子)からなりますが、そのうちセラミド2、3、あるいは6など、1あるいは2種類の分子で作られています。保湿機能は確認できるものの、純度が5%程度で肌への浸透性には疑問が残ります。
自然物から抽出精製した、ヒト角質に存在するヒト型の遊離(フリー)セラミドです。分子としては、セラミド3、6Ⅱ、7をメインに30種類の膜構造(分子)が含まれ、かつ純度が90%。経皮水分蒸散比較試験では、合成セラミド、非ヒト型(植物由来)に比較して、圧倒的なバリア機能改善効果が確認できています。
下図は、バリア機能改善効果比較(水分蒸散値の減少率)の棒グラフです。
天然ヒト型セラミド(ジェヌイン特許)が圧倒的にバリア機能改善効果が高いことが分かります。
セラミドは人間の肌を保護するために必ず必要となってくる成分ですが、食生活やライフスタイルの乱れ、また加齢などによってセラミドの生成が上手くいかず減少してしまうことがあります。
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もっと詳しく肌のうるおい保持に欠かすことのできないセラミド。セラミドと言えば肌のバリア機能を高めたり、保湿を底上げする目的で使用されるイメージが強いですが、実はこのセラミドが髪のうるおいにも一役買っていることをご存知でしょうか?
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