食べるセラミド

食べるセラミドとは、名前のごとく「食べる」セラミドで体内摂取するセラミドです。
セラミドは用途から大きく「食べる」と「塗る」に分けられ、どちらも主に美容として使われています。

「食べて」「美容(特に肌)」を掛けあわせて、「食べる美肌セラミド」とも言われます。

スフィンゴミエリン(セラミド)とは?

まず、スフィンゴミエリン(セラミド)について詳しく見ていきましょう。
スフィンゴミエリンは動物界に広く分布している、細胞膜リン脂質の一種で、神経細胞のミエリン鞘の構成成分です。ヒト体内のスフィンゴ脂質の約85%を占める成分です。
脂肪酸、スフィンゴイド塩基(セラミド)とリン酸ーコリン(極性基)が結合したものです。

天然スフィンゴミエリン(セラミド)とは?

天然んスフィンゴミエリンは、スフィンゴ脂質のうち、スフィンゴリン脂質に分類されるセラミド関連物質です。セラミドホスホリルコリンのことです。

自然から取れるスフィンゴミエリンを特に天然スフィンゴミエリン(セラミド)と呼びます。

ヒトの体に存在するスフィンゴ脂質は主にスフィンゴシンからなります。
これは植物セラミドにはほとんど含まれません。
動物性セラミドもヒト型スフィンゴミエリンで構成されています。

魚や鳥から抽出されることが多いですが、
イメージ的に、魚のほうが人気でるようで、日本産の魚から抽出・精製した高純度のスフィンゴミエリンの実現化が進んでいるようです。
「生命の源」海からの恵みです。

もともと、天然に広く存在するスフィンゴ脂質は、毎日の食事で摂取しており不足した成分ではありません。
しかし、抽出・精製されたものをサプリメントや食品添加物として摂取することで、初めて微量でも効果的に利用されます。

細胞膜成分であるスフィンゴミエリンの経口摂取

食事含有のスフィンゴミエリンは、膜成分・混合物ですので、代謝されにくく、摂取量が多くても効果は発言しにくいです。
それに対し、抽出精製されたスフィンゴミエリンは、精製された化合物でして、代謝されやすく、微量でも効果が発現しやすいです。

※セラミドの推奨摂取量は一日1ミリグラムです。それに対してセラミドの食品摂取量は一日数十から数百ミリグラムです。

代謝系

消化管腔内でのスフィンゴミエリンの排泄までの流れは、まず、スフィンゴミエリンからリン酸-コリンが分離し、セラミドになり、さらに脂肪酸が分離しスフィンゴイド塩基となり、腸内細菌と一緒に排泄されます。
また、スフィンゴイド塩基は腸管上皮細胞に移ると、スフィンゴミエリンに再合成されます。

スフィンゴミエリンは生体内のどこに分布しているの?

有棘層(ゆうきょくそう)、基底層(きていそう)、基底膜(きていまく)にて、セリンとパルミトイルCoA→セラミド(中間体)→スフィンゴえみりん等として蓄積ます。
その後、顆粒層(かりゅうそう)、透明層(とうめいそう)、角質層(かくしつそう)でスフィンゴミエリン→遊離セラミドとして蓄積されます。

また、動物の細胞膜の脂質二重層の外層に分布するスルスフィンゴリン脂質生体膜の安定化だけでなくシグナル伝達の機能をもちます。

スフィンゴミエリンの機能性

大腸ガン抑制、皮膚保湿バリア機能改善、脂質代謝改善、アトピー性皮膚炎緩解、コレステロール吸収抑制、学習能力向上

植物グルコシルセラミドとの違い

ヒトの体に存在するスフィンゴ脂質は主にスフィンゴシンからなり、これは植物セラミドにはほとんど含まれません。動物である魚類のセラミドもヒト型スフィンゴシンで構成されています。

消化吸収性に関する3種のセラミドの特徴

スフィンゴミエリン(SM)

動物から抽出・精製された純度の高いスフィンゴミエリンで、
消化吸収性に優れている、スフィンゴシン結合セラミドです。
単離化合物よりなので消化分解性が比較的に高く、ヒト型よりなので吸収性・再利用性の比較的に高いセラミドです。

ミルクセラミド

牛乳に含まれる乳脂肪球皮膜の濃縮物で、約5%のセラミドを含みます。
ラクトシルセラミド、スフィンゴミエリン、ホスファチジルコリン、などの複合体です。セラミドの推奨される一日の摂取量である1mgは、牛乳30mLに相当します。
膜結合型よりなので消化分解性が比較的に低く、非ヒト型よりなので吸収性・再利用性が比較的に低いセラミドです。

植物セラミド

コンニャクやとうもろこしなど植物原料が由来の「グルコシルセラミド」です。
単離されたセラミドですが、純度は約5%です。
塩基としては主に4,8-スフィンガジエニンから成ります。
単離化合物よりなので消化分解性が比較的に高く、非ヒト型よりなので吸収性・再利用性が比較的に低いセラミドです。

美容食品素材としての新規動物性セラミド

スフィンゴ脂質を「抽出して単離された高純度化合物」として摂取した場合でも機能性を発揮されたことが学会で発表されています。

日本油化学会第49回年会の竹内氏らが行った、DNAマイクロアレイ解析によりますと、
アトピー性皮膚炎のモデルマウスに0.5%のセラミド含有食を投与し、
頸背部皮膚の組織切片を観察した結果、スフィンゴミエリンは角質剥離と表皮層の肥厚を抑制したことが分かったようです。

スフィンゴミエリンの豆知識

  • スフィンゴミエリンはセラミドです。
  • 皆の体の60%入っています。
  • セラミドを溶かす、乳化剤としての役割が高いです。
  • スフィンゴミエリンのほとんは食べるようです。
  • スフィンゴミエリンを塗ると、セラミド2とセラミド5が増殖するという論文が鳥取大学から出ています。

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